スマート化をリードするIndustry AlphaがAMRとローカル5Gを活用した製造ラインを展示
展示会出展のご報告
Industry Alphaは、ワイヤレスジャパン×WTP 2023とInterop Tokyo 2023にて、ローカル5Gと自律走行搬送ロボット(AMR)を融合した革新的な製造ラインの展示を行いました。
ローカル5Gとは従来の通信と比べて低遅延かつ大容量の通信を可能にする次世代のネットワークです。
当展示会では、NTT東日本のブース内にて、ローカル5GとAMRを活用した無線製造ラインを再現し、AMRが自動的に物品を搬送するとともに、AIが外観検査を行うという、柔軟性と高度な自動化を兼ね備えた製造ラインのデモンストレーションを実施しました。
このデモンストレーションを通じて、来場者の皆様にAMRを利用した効率的な搬送プロセスを実際に体感していただきました。
その結果、多くのお客様から「AMRの働きぶりを見て、そのイメージが変わった」「製造ラインの自動化を進めたい」とのご意見をいただきました。
展示した機体
従来、ローカル5Gに対応したAMRの機体は少なく、実用化に向けたプロジェクトはほとんど行われてきませんでした。そこで、弊社は世界最先端の「ローカル5G対応AMR」を開発いたしました。
今回展示した5G対応AMR Akatsukiは、ピッキングと搬送を同時に自動化し、業務負荷の高い作業から作業者を解放します。
自律的に棚まで移動し、対象物を掴んで搬送先に配置する能力を持つほか、導入が容易で、専用の荷物や棚のカスタマイズが不要という利点を持ちます。
詳細はこちらのウェブサイトをご覧いただくか、お問い合わせください。
ローカル5G×AMR
製造業界や物流業界では、AMRとローカル5Gの統合がスマート化の一環として急速に注目を集めています。
これまで倉庫や工場では、Wi-Fiを使用して多数のAMRを制御してきました。しかし、Wi-Fiの使用には電波干渉が生じやすく、自律走行の精度の維持や通信の安定性確保が困難であるという問題が存在します。
しかし、当社が提供する「群制御モジュール」を用いれば、各AMRのタスクと経路を一括で最適化することが可能です。これにローカル5Gを組み合わせると、大量のデータを低遅延で送受信でき、電波干渉の影響を受けずに多数のAMRを同時に制御できます。
また、AMRの複数台制御の精度向上だけでなく、前後工程のアームロボットやコンベアとの連携も容易になります。
Akatsukiとローカル5Gの組み合わせにより、未来のスマート化を効率的かつ効果的に推進することが可能になります。
このような革新的な取り組みを通じて、Industry Alphaは、製造・物流業界における生産性の向上と持続可能な発展を目指し、お客様に最適なソリューションを提供してまいります