「倉庫DX実現に向けたスタートアップの革新サービス紹介セミナー」開催報告

2025年5月27日2025年5月29日

～AMRを用いた現場適応型自動搬送オペレーションの構築方法を発表～

概要

Industry Alpha株式会社（以下、当社）は、2024年12月16日に株式会社キャンパスクリエイトと共催で「倉庫DX実現に向けたスタートアップの革新サービス紹介セミナー～搬送の自動化・ロボット化が拓く物流変革」を東京・京橋のイベントスペースIncubation CANVASにて開催いたしました。

セミナー開催の背景

物流2024年問題を背景に、物流業界では全体での省力化・省人化・生産性向上が喫緊の課題となっています。この課題解決に向けて、当社は株式会社キャンパスクリエイトと共同で「倉庫DXオープンイノベーション推進プロジェクト」を2024年11月に立ち上げ、倉庫DXの推進支援やサービスベンダー間の連携促進に取り組んでいます。

当社からの主要な発表内容

本セミナーにおいて、当社は「AMRを用いた、現場に適した自動搬送オペレーションの構築方法」について講演いたしました。

当社が目指す倉庫・工場の姿

当社は、ロボティクスや数理最適化技術により、倉庫や工場の自動化ソリューションを開発・提供しており、各工程が自動化され、工程同士が連動し、最適化されている倉庫・工場の実現を目指しています。具体的には、倉庫における荷受から検品、搬送、格納、出庫などの工程をAMR（ガイドレスの自律走行ロボット）などで自動化し、検品をカメラで行い、システムの在庫・出荷情報に基づいて自動搬送機が格納を行うといった統合的なオペレーションのイメージです。

当社の技術・サービスの特徴

現在、当社ではAMRおよびそれらを制御するシステム「Alpha-FMS」を開発し、搬送自動化を実現しています。「Alpha-FMS」の優れた拡張性と接続性により、事業者ごと、倉庫ごとに異なるオペレーションや設備も含む全体最適・全体自動化の実現に取り組んでいます。高画質の動画を見ながらの遠隔操作やロボットの状態監視など、機能が拡張されることで、スマート倉庫・工場にはよりボリュームの多い情報のやり取りが必要不可欠となります。このため、ローカル5Gのような高画質・低遅延の通信を実現するネットワークの高度化が欠かせず、当社では引き続き技術実証などに注力してまいります。