AMR「Kaghelo」を「Kagero」としてリブランディング

日本発の低床型AMRで、国内の製造・物流現場をさらに進化。世界展開も視野に
概要
工場・倉庫のスマート化事業を展開するIndustry Alpha株式会社(本社所在地:東京都板橋区、代表取締役:渡辺琢実、以下「Industry Alpha」)は、自社開発の低床型AMR(自律走行搬送ロボット)「Kaghelo」を、新ブランド「Kagero」としてリブランディングいたします。
「Kagero」は、従来のKagheloシリーズで培ってきた開発経験と導入実績を継承しつつ、ハードウェア・ソフトウェアの両面で刷新された新たな製品ラインです。今後は日本国内に加え、アジアや欧州をはじめとした海外市場での展開も見据え、日本発のプロダクトとしてさらなる発展を目指してまいります。
なお、「Kagero」については商標出願済みですが、現時点では登録審査中です。
リブランディングの背景
「Kaghelo」という名称は当社が初期に開発したAMRから使用してまいりました。しかし現在のモデルは当時のものから大幅に進化し、ハード・ソフトの設計思想も全く異なる新しい製品へと発展しております。そのため、製品の進化と海外進出を見据え、グローバルに通用するシンプルかつ力強い名称として「Kagero」へリブランディングいたしました。
なお、音としての「かげろう」は引き続き継承し、これまでお客様や社内と共に積み上げてきた歴史とブランドアイデンティティを大切にしてまいります。
Kageroの位置づけと特徴
「Kagero」は、日本の製造現場特有の狭い通路や限られたスペースでの運用に適した低床型AMRとして高い評価を得ています。
また、単なる搬送自動化にとどまらず、工場や倉庫全体の自動化の起点として導入されるケースも増加しており、製造・物流業界のスマート化に貢献しています。
主な特徴は以下のとおりです:
- 狭小スペース/かご台車対応の低床設計
- 500kg/1000kg(1200kg可搬モデルを近日公開)の積載モデル展開
- 現場の安全性を意識した冗長化設計
- 多様な環境へ対応するための複数通信方式への対応
- 独自開発のFMS(Fleet Management System)との連携による群制御・拡張性
今後の展開
Industry Alphaは、Kageroを中心に国内外の製造・物流拠点への展開を加速いたします。これまで以上に、国内のお客様に対して進化したAMRをご提供させていただきます。さらに、海外市場では現地パートナーとのPoC(概念実証)を通じて導入モデルを確立し、日本発AMRとしての可能性を海外市場でも見据えてまいります。
昨今、海外製や海外OEMによるAMRが増加する中で、Industry Alphaは純国産のロボット開発企業として、自社開発の強みを活かしながら、日本発の技術を次のステージへと進化させていきます。