Industry Alpha、「Alpha-FMS」のUI/UXを強化

接続性と拡張性を備えた次世代スマートファクトリー基盤

概要

工場・倉庫のスマート化事業を展開するIndustry Alpha株式会社（本社所在地：東京都板橋区、代表取締役：渡辺琢実、以下「Industry Alpha」）は、自社開発のFleet Management System（以下「Alpha-FMS」）において、国内外のユーザーに向けたUI/UX強化を実施いたしました。

「Alpha-FMS」は、AMR（自律走行搬送ロボット）やAGV、さらには多様な周辺機器を統合的に管理できる拡張性と接続性を備えたソリューションです。今回のUI/UX強化により、ユーザー自身が柔軟に調整可能なセミカスタマイズ性を維持しつつ、より直感的に使いやすい操作環境を提供します。

背景と思想

従来、多くの企業は完全パッケージ型システムを導入したものの、現場ごとの個別性に対応できず失敗するケースが後を絶ちませんでした。Industry Alphaはその反省を踏まえ、ユーザー自身による調整余地を残す設計思想を重視しています。

また、ハードウェアは適材適所で選択されるべきであり、それらを統合して管理することこそが真のスマートファクトリーの実現につながるとの考えのもと、Alpha-FMSは開発されました。

これにより、従来の複雑なシステム構造ではIndustry 4.0を実現できなかったユーザーに対して、そのステップを可能とする基盤を提供します。

開発の独自性と優位性

Industry Alphaは過去に、OSSをベースとしたFMS開発や他社システムとの連携プロジェクトに挑戦してきましたが、多くのケースで限界が明らかになりました。その経験をもとに、

を融合し、他社にはない独自のポジションからFMSを開発しています。

特に、メーカーや搬送方式を問わず制御可能である点や、AMR開発企業だからこそ可能な緻密な制御・シームレスな連携は、従来から高い評価を得てきた強みです。これは、AMRを自社でゼロから開発している企業でなければ実現できない手法であり、Industry Alphaならではの強みといえます。

さらに、国内外のAGV/AMRを連携させた実績が増加しており、制御対象となる周辺機器の種類も着実に拡大しています。これにより、Alpha-FMSは単なる搬送制御を超えて、工場・倉庫の包括的な自動化ソリューションとして進化し続けています。

自社開発だからこそ、透明性と拡張性を担保でき、長期的なアップデートやきめ細かい改良を継続可能である点が大きな優位性です。

今回のUI/UX強化

現在、スマートファクトリーやスマート倉庫を目指すユーザーからのヒアリングを通じて、UI/UXの改善を実施しました。これにより、

を実現し、ユーザビリティを一層高めています。

また、Alpha-FMSの利用者は工場や倉庫を持つエンドユーザーだけでなく、自社でロボットを開発しているが理想のFMSがないと感じる企業にも広がっています。さらにロボットメーカーや開発企業との協業も進んでいます。

ユーザーの皆様へ

理想のスマートファクトリー／スマート倉庫を実現するには、FMSの選定が最重要です。FMSを安易に選ぶと、将来的にシステムが複雑化して制御不能になったり、拡張性を失って成長を阻害するリスクがあります。

「Alpha-FMS」は、日本発の自社開発による上位制御ソフトウェアとして、将来の拡張性を見据えた選択肢です。導入から運用、そして将来の進化までを見据えた基盤を持たない限り、本当の意味でのスマート化は実現できません。

スマートファクトリーや倉庫の自動化システムをお探しの企業様にとって、Alpha-FMSは柔軟かつ拡張性のある最適な選択肢となります。搬送工程にとどまらず、工場・倉庫全体の自動化の実現に向けた基盤として、ぜひお気軽にお問い合わせください。